VWAPとは?株価との関係や見方を初心者向けに解説

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株式投資をしていると、「VWAP」という言葉を見かけることがあります。

チャートや板情報に表示されていることもありますが、

「VWAPって何?」
「株価とどう関係しているの?」
「VWAPより上なら買いなの?」

と疑問に思う人も多いでしょう。

VWAPは、株価だけでなく「どれくらいの株数が売買されたか」も考慮して、その日の平均的な約定価格を表す指標です。

この記事では、株初心者向けにVWAPの意味や計算方法、株価との関係、見るときの注意点をわかりやすく解説します。

VWAPとは?

VWAPとは、「Volume Weighted Average Price」の略で、日本語では「出来高加重平均価格」といいます。

簡単にいうと、

「その日に、どの価格でどれくらいの株が売買されたのか」

を考慮して計算した平均的な約定価格です。

単純に株価を平均するのではなく、売買された株数(出来高)を加味するところがポイントです。

例えば、100円で100株、200円で10株が売買された場合、単純平均では150円になります。

しかし、100円で大量の株が売買されているため、VWAPでは100円の取引の影響がより大きくなります。

つまり、VWAPを見ることで、その日の売買がどの価格帯に集中しているのかを考える材料になります。

VWAPはどうやって計算する?

VWAPの基本的な計算式は、

VWAP = 1日の総売買代金 ÷ 1日の総出来高

です。

例えば、

1,000円で100株
1,100円で900株

売買されたとします。

この場合、

1,000円 × 100株 = 100,000円

1,100円 × 900株 = 990,000円

総売買代金は1,090,000円。

総出来高は1,000株なので、

1,090,000円 ÷ 1,000株 = 1,090円

となります。

この場合のVWAPは1,090円です。

単純に1,000円と1,100円を平均すると1,050円ですが、VWAPでは売買された株数が多い1,100円の取引がより大きく反映されています。

VWAPを見ると何が分かる?

VWAPを見ることで、その日の市場で「平均的にどのくらいの価格で取引されているのか」を確認できます。

特に重要なのが、

「現在の株価がVWAPより上にあるのか、下にあるのか」

という位置関係です。

例えば、

現在の株価:1,100円
VWAP:1,050円

なら、現在の株価はVWAPより50円上にあります。

反対に、

現在の株価:1,000円
VWAP:1,050円

なら、現在の株価はVWAPより50円下にあります。

このように、株価とVWAPの位置関係を見ることで、その日の平均的な約定価格に対して現在の株価がどの位置にあるのかを確認できます。

株価がVWAPより上にある場合

株価がVWAPより上にある場合、

「その日の平均的な約定価格よりも、現在の株価が高い」

ということになります。

例えば、

株価:1,100円
VWAP:1,050円

なら、株価はVWAPを上回っています。

VWAPは出来高を加味した平均的な約定価格なので、株価とVWAPの位置関係を見ることで、その日の値動きを考える材料になります。

ただし、

「VWAPより上だから必ず株価が上がる」

という意味ではありません。

株価はその後も変動するため、VWAPだけで売買を判断しないようにしましょう。

株価がVWAPより下にある場合

反対に、株価がVWAPより下にある場合は、

「その日の平均的な約定価格よりも、現在の株価が低い」

ということになります。

例えば、

株価:1,000円
VWAP:1,050円

なら、株価はVWAPを下回っています。

この場合も、VWAPより下だから必ず株価が下がり続けるわけではありません。

あくまで現在の株価が、その日の平均的な約定価格に対してどの位置にあるのかを見るための材料として考えましょう。

VWAPと出来高にはどんな関係がある?

VWAPを理解するうえで、出来高は欠かせません。

VWAPは、単純な株価の平均ではなく、出来高を加味して計算されるからです。

例えば、

1,000円で100株
1,100円で1,000株

売買された場合、1,100円で大量の株が売買されているため、VWAPは1,100円の影響を大きく受けます。

つまり、

「どの価格で取引されたか」

だけではなく、

「その価格でどれくらいの株が取引されたか」

もVWAPには反映されます。

そのため、VWAPと一緒に出来高を見ると、価格だけでは分かりにくいその日の売買状況を考えやすくなります。

👉 出来高とは?株の売買が多い・少ないと何が違う?

VWAPはチャートのどこに表示される?

証券会社のチャートや板情報などでは、VWAPが表示されている場合があります。

例えばSBI証券では、板情報エリアに「V」としてVWAP値が表示されます。

チャートにVWAPラインが表示されている場合は、株価の動きとVWAPの位置関係を一緒に確認できます。

特に、

・株価がVWAPより上にある
・株価がVWAPより下にある
・株価がVWAP付近で動いている
・株価がVWAPを上抜けたり下抜けたりしている

といった点を見ることで、その日の値動きを確認する材料になります。

VWAPを見るときは「株価との位置関係」をチェック

初心者の場合、まずは難しい使い方を覚える必要はありません。

最初は、

「今の株価はVWAPより上?それとも下?」

を見るだけでも十分です。

例えば、

株価 > VWAP

なら、現在の株価はその日の平均的な約定価格より上。

株価 < VWAP

なら、現在の株価はその日の平均的な約定価格より下。

というように考えると分かりやすいでしょう。

ただし、これはあくまで現在の位置関係を確認しているだけです。

VWAPを上回ったから買う、下回ったから売る、と単純に判断するものではありません。

VWAPを見るときの注意点

① VWAPだけで売買を判断しない

VWAPは便利な指標ですが、これだけで株価の今後を判断することはできません。

株価は、

・企業の業績
・ニュースやIR
・市場全体の動き
・出来高
・投資家の売買

など、さまざまな要因によって変動します。

VWAPは、あくまで判断材料の一つとして利用しましょう。

👉 株式投資のリスクとは?初心者が知っておきたい5つの注意点

② VWAPはその日の取引状況を反映する

一般的に株式のVWAPは、その日の取引をもとに計算されます。

そのため、取引が進むにつれて出来高や売買代金が積み上がり、VWAPも変化します。

「昨日のVWAPが今日もそのまま使われる」

というものではありません。

③ 出来高が少ない銘柄では値動きに注意する

VWAPを見るときは、出来高も一緒に確認しましょう。

出来高が少ない銘柄では、そもそも売買が少なく、価格が大きく動くことがあります。

VWAPだけを見て判断せず、

「どれくらい売買されているのか」

も確認することが大切です。

VWAPと移動平均線は何が違う?

VWAPと移動平均線は、どちらも株価の動きを見るときに使われますが、意味は異なります。

VWAPは、出来高を加味した平均的な約定価格です。

一方、移動平均線は、一定期間の株価を平均して、その推移を線で表したものです。

つまり、

VWAP:その日の売買を出来高込みで見る

移動平均線:一定期間の株価の流れを見る

という違いがあります。

👉 移動平均線とは?株価のトレンドを初心者向けにわかりやすく解説

VWAPは「その日の平均的な価格」を見る指標

VWAPを難しく考えすぎる必要はありません。

まずは、

「VWAP=その日の売買を出来高込みで計算した平均的な約定価格」

と覚えておきましょう。

そしてチャートを見るときは、

「現在の株価はVWAPより上なのか、下なのか」

を確認します。

さらに出来高や株価の動きなどと組み合わせることで、その日の売買状況を考える材料になります。

まとめ

VWAPとは、出来高を加味して計算した平均的な約定価格です。

基本的な計算式は、

VWAP = 1日の総売買代金 ÷ 1日の総出来高

です。

VWAPを見るときのポイントは、

という点です。

VWAPは、株価だけを見ていると分かりにくい「その日の平均的な約定価格」を確認できる指標です。

まずはチャートや板情報に表示されているVWAPを見ながら、現在の株価との位置関係を確認するところから始めてみましょう。

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