「株を買おうとしたら、成行と指値って出てきたけど何が違うの?」
「初心者はどっちを選べばいい?」
株を初めて購入するとき、成行注文と指値注文の違いで迷う人は少なくありません。
どちらも株を購入するための注文方法ですが、価格を指定するかどうかという大きな違いがあります。
この記事では、成行注文と指値注文の仕組みや違い、それぞれのメリット・注意点について、初心者向けにわかりやすく解説します。
そもそも株を購入するまでの流れを知りたい方は、こちらの記事からどうぞ。
👉 株の買い方を初心者向けに解説!注文方法から購入までの流れ
成行注文と指値注文の違い

| 成行注文 | 指値注文 | |
|---|---|---|
| 価格を指定 | しない | する |
| 約定しやすさ | 比較的高い | 条件次第 |
| 価格 | 想定より変わる可能性あり | 指定価格より不利にはなりにくい |
| 向いている場面 | すぐに買いたい・売りたい | 価格を決めて取引したい |
簡単に言えば、
成行=価格より「成立しやすさ」を優先する注文
指値=成立しやすさより「価格」を優先する注文
と考えると分かりやすいです。
成行注文とは?
成行注文とは、購入価格や売却価格を指定せずに注文する方法です。
例えば、
「この株を今買いたい!」
という場合に、成行で買い注文を出します。
その時点で市場に出ている売り注文と条件が合えば、注文が成立します。
成行注文のメリット
最大のメリットは、注文が成立しやすいことです。
「価格を1,000円に指定して、1,000円になるまで待つ」という必要がないため、条件が合えば比較的早く約定します。
成行注文の注意点
一方で、
「今表示されている株価で必ず買える」とは限りません。
株式市場では買いたい人と売りたい人の注文が常に変化しています。
そのため、注文を出したときの株価と、実際に約定した価格が異なる場合があります。
特に株価の値動きが大きい銘柄では注意が必要です。
指値注文とは?
指値注文とは、購入したい価格や売却したい価格を自分で指定する注文方法です。
例えば、
「この株を1,000円以下で買いたい」
という場合、1,000円を指値として買い注文を出します。
株価が1,000円以下になり、条件を満たす注文が成立すれば購入できます。
指値注文のメリット
最大のメリットは、自分が希望する価格を指定できることです。
「この価格より高く買いたくない」という場合に便利です。
指値注文の注意点
一方で、指定した価格にならなければ、注文が成立しない可能性があります。
例えば1,000円で買いたいと思って指値注文を出したものの、株価が1,001円→1,050円→1,100円と上がってしまえば、1,000円で購入できないままになることがあります。
成行注文を具体例で考えてみよう
例えば、ある株の現在の株価が1,000円だったとします。
ここで成行注文を出したとしても、
必ず1,000円で買えるわけではありません。
市場の注文状況によって、1,001円や1,005円など、別の価格で約定する可能性があります。
そのため、
「現在の株価=成行注文で必ず買える価格」ではない
と覚えておきましょう。
指値注文を具体例で考えてみよう
同じく現在の株価が1,000円だったとします。
「950円まで下がったら買いたい」と考えた場合、
950円の指値注文
を出すことができます。
その後、
1,000円
↓
980円
↓
950円
と株価が下がり、注文条件が成立すれば約定します。
しかし、そのまま株価が1,000円→1,100円と上昇してしまえば、950円の買い注文は成立しません。
成行と指値、初心者はどっちを使えばいい?
「結局どっちを使えばいいの?」
という疑問が出てきますよね。
実際には、どちらが絶対に正解というわけではありません。
自分が何を優先したいかで考えると分かりやすいです。
すぐに買いたいなら成行
「多少価格が変わってもいいから、できるだけ早く買いたい」
という場合は成行注文が選択肢になります。
買いたい価格が決まっているなら指値
「この価格以上では買いたくない」
という場合は指値注文が向いています。
初心者が注意したい「成行なら安心」は間違い
成行注文は約定しやすい一方で、価格を指定しないことによるリスクがあります。
特に、
- 値動きが激しい銘柄
- 出来高が少ない銘柄
- 市場が大きく動いているとき
などは、想定していた価格と実際の約定価格に差が出る可能性があります。
「現在1,000円だから1,000円くらいで買えるだろう」と安易に考えず、成行注文では価格が確定していないことを理解しておきましょう。
指値なら必ず安く買えるわけではない
これも初心者が勘違いしやすいポイントです。
「指値なら安く買える!」
というわけではありません。
例えば1,000円の株を「900円で買いたい」と指値注文しても、株価が900円まで下がらなければ購入できません。
つまり、
価格を優先する代わりに、買えない可能性がある
ということです。
株を売るときにも成行・指値がある
成行と指値は、株を買うときだけではありません。
株を売るときにも利用できます。
例えば、
「この株を1,200円で売りたい」
という場合は、1,200円の指値で売り注文を出すことができます。
一方、
「価格は指定しないから、今売りたい」
という場合には成行売りが選択肢になります。
つまり、
買い注文にも成行・指値
売り注文にも成行・指値
があるということです。
注文を出す前に確認したいこと
実際に注文するときは、注文ボタンを押す前に次の項目を確認しましょう。
- 銘柄
- 買い・売り
- 株数
- 成行・指値
- 指値の場合は価格
- 注文期間
特に初心者の場合、
「買い」と「売り」を間違えていないか
は必ず確認しましょう。
また、指値の場合は「1,000円」のつもりが「10,000円」になっていないかなど、入力した数字も確認しておくと安心です。
実際の注文画面を見ると意外と簡単
最初は、
「成行……指値……約定……」
と知らない言葉ばかりで難しく感じるかもしれません。
でも、実際の証券会社の注文画面を見ると、基本的には
銘柄を選ぶ → 買い・売りを選ぶ → 株数を入力 → 成行・指値を選ぶ → 注文
という流れです。
まだ証券口座を作っていない人は、まず口座を開設して、実際の画面を見てみるのも一つの方法です。
口座を作っただけで、すぐに投資をする必要はありません。
👉 証券口座は作るだけでもOK?お金を入れずに株の勉強を始める方法
まとめ|成行と指値の違いを覚えてから注文しよう
成行注文と指値注文の違いは、簡単にまとめると、
成行注文=価格を指定せず注文する
指値注文=価格を指定して注文する
という違いです。
成行注文は約定しやすい一方で、想定していた価格と実際の約定価格が異なる可能性があります。
指値注文は希望価格を指定できる一方で、その価格にならなければ注文が成立しない可能性があります。
どちらにもメリット・注意点があるため、「とりあえず成行」ではなく、自分が何を優先したいのかを考えて注文することが大切です。
最初は少し難しく感じるかもしれませんが、実際の注文画面を見ながら少しずつ覚えていけば大丈夫です。
成行・指値の違いが分かったら、次は「いつ株を買うのか」についても考えてみましょう。



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