銀行口座の種類と使い分け|大学生のお金を管理する方法

お金を学ぶ

「銀行口座って、とりあえず1つあればいいんじゃない?」

大学生になると、アルバイト代を受け取ったり、クレジットカードを作ったり、ネットショッピングを利用したりと、お金を管理する機会が増えてきます。

そのため、

  • 普通預金と貯金って何が違うの?
  • 銀行口座は何個持てばいい?
  • 給料が入る口座と貯金用の口座は分けたほうがいい?
  • ネット銀行って安全なの?
  • ATM手数料を節約する方法は?
  • 大学生のお金はどうやって管理すればいい?

と疑問に思う人も多いでしょう。

結論からいうと、大学生なら**「普段使う口座」と「貯める口座」を分けるだけでも、お金をかなり管理しやすくなります。**

銀行口座はたくさん作ればいいわけではありません。

自分のお金の流れに合わせて、目的ごとに使い分けることが大切です。

この記事では、大学生が知っておきたい銀行口座の基本と、無理なくお金を管理する方法を解説します。


銀行口座にはどんな種類がある?

銀行にはさまざまな口座がありますが、大学生がまず覚えておきたいのは普通預金口座です。

普通預金は、普段のお金の出し入れに使いやすい口座です。

たとえば、

  • アルバイト代の受け取り
  • ATMからの現金引き出し
  • クレジットカードの支払い
  • 公共料金などの引き落とし
  • 振り込み

などに利用できます。

「銀行口座を作りたい」と思ったときは、基本的には普通預金口座をイメージすればOKです。


普通預金と定期預金の違い

銀行には「定期預金」というものもあります。

普通預金と定期預金の大きな違いは、お金を自由に出し入れしやすいかどうかです。

普通預金定期預金
お金の出し入れしやすい普通預金より制限される
主な用途日常のお金しばらく使わないお金
ATM利用しやすい原則ATMから直接使うものではない
利便性高い普段使いには向かない

ただし、現在は普通預金と定期預金の金利差が小さいケースもあるため、大学生が無理に定期預金を作る必要はありません。

まずは普通預金口座を使って、お金を管理するところから始めれば十分です。


大学生は銀行口座を何個持つべき?

これは「絶対に○個」という正解があるわけではありません。

個人的には、大学生ならまず1~2個程度から始めるのがおすすめです。

口座1つの場合

すべてのお金を1つの口座で管理します。

シンプルなので、お金の流れが分かりやすいというメリットがあります。

一方で、

「いくらまでなら使っていいのか」

が分かりにくくなることがあります。


口座2つの場合

おすすめなのが、

①生活用口座
②貯金用口座

という使い分けです。

例えばアルバイト代が月8万円入ったとします。

そのうち、

  • 6万円 → 生活用
  • 2万円 → 貯金用

というように分けておきます。

こうすると、貯金用のお金を普段の買い物で使ってしまうのを防ぎやすくなります。


「使う口座」と「貯める口座」を分ける

大学生のお金管理で、かなりおすすめなのがこの方法です。

生活用口座

普段のお金を管理する口座です。

  • アルバイト代
  • クレジットカードの支払い
  • 食費
  • 交際費
  • スマホ代
  • サブスク

などを管理します。

貯金用口座

基本的には触らない口座です。

例えば、

「旅行に行くために10万円貯める」

「一人暮らしのために30万円貯める」

など、目的を決めて貯めていきます。


貯金用口座のお金は「ないもの」と考える

これはシンプルですが、かなり効果があります。

例えば銀行口座に20万円入っていても、

生活用:5万円
貯金用:15万円

と分けていたら、

「自分が自由に使えるのは5万円」

と考えます。

銀行口座を分けるだけで、貯金に手をつけにくくなります。


給料が入ったら先に貯金する

貯金が苦手な人は、

「余ったお金を貯金しよう」

と考えがちです。

しかし、

余ったお金を貯金する

という方法では、なかなかお金が貯まらないことがあります。

そこでおすすめなのが、

先取り貯金

です。

例えばアルバイト代が8万円入ったら、

「2万円を貯金して、残った6万円で生活する」

と最初に決めてしまいます。

これなら、

「今月余ったら貯金しよう」

と考える必要がありません。


銀行口座とクレジットカードはセットで考える

大学生になると、クレジットカードを使い始める人も多いでしょう。

ここで大切なのが、

クレジットカードの支払い口座を把握しておくこと

です。

例えば、

銀行口座A → 給料が入る
銀行口座B → クレカの支払い

となっている場合、口座Bに支払い分のお金を移しておく必要があります。

逆に、

銀行口座A → 給料受け取り+クレカ支払い

とまとめれば、管理はシンプルになります。

どちらが正解というわけではありません。

自分が忘れずに管理できる方法を選びましょう。

クレジットカードについて詳しく知りたい人は、クレジットカードの仕組みとは?大学生が使う前に知っておきたい基本も参考にしてください。


ATM手数料には注意

銀行口座を使ううえで、意外と見落としやすいのがATM手数料です。

例えば、

「数百円くらいならいいか」

と思っていても、何度も利用すれば積み重なります。

月に4回、1回220円の手数料がかかった場合、

220円 × 4回 = 880円

です。

1年間なら、

880円 × 12か月 = 10,560円

になります。

たった数百円でも、積み重なると無視できない金額です。

そのため、銀行を選ぶときは、

  • ATM手数料
  • 無料になる条件
  • 利用できるATM
  • 振込手数料
  • アプリの使いやすさ

なども確認しておきましょう。


ネット銀行って大丈夫?

最近は、店舗を持たない「ネット銀行」も増えています。

ネット銀行はスマートフォンやパソコンから手続きをしたり、残高や入出金を確認したりできるのが特徴です。

銀行によっては、

  • ATM手数料が無料になる条件がある
  • 振込手数料が安い
  • アプリで残高を簡単に確認できる

など、大学生にも便利なサービスがあります。

一方で、

「近くに店舗がない」

「現金を使うときにATMを探す必要がある」

などのデメリットもあります。

そのため、

普段の生活で何を重視するか

で選ぶといいでしょう。


銀行を選ぶときに見るべきポイント

大学生が銀行口座を選ぶなら、次の項目をチェックしておきましょう。

① ATM手数料

無料になる条件を確認しましょう。

② 振込手数料

他の銀行へ振り込むことが多い人は特に重要です。

③ ATMの場所

自宅や大学、アルバイト先の近くで使いやすいか確認しましょう。

④ アプリの使いやすさ

残高や利用履歴をスマホから確認できると便利です。

⑤ 給料の振込先にできるか

アルバイト先によっては、指定された銀行口座が必要になる場合があります。

⑥ セキュリティ

不正利用対策やログイン通知などの機能も確認しておきましょう。


大学生なら「目的別」にお金を分けてみよう

銀行口座を使ったお金の管理は、そこまで難しくありません。

例えば、

生活費

普段の買い物やクレジットカードの支払いに使うお金。

貯金

旅行や大きな買い物、将来のためのお金。

投資資金

株式投資などに使うお金。

というように、目的を分けることもできます。

ただし、投資用のお金を確保する前に、まずは生活に必要なお金や、急な出費に備えるお金を確保しておくことが大切です。

「貯金」と「投資」の違いについては、投資と貯金の違いとは?大学生がお金を増やす前に知っておきたいことで詳しく解説する予定です。


銀行口座を増やしすぎるのもNG

「口座を分けると便利なら、5個くらい作ればいいの?」

と思うかもしれません。

しかし、口座を増やしすぎると管理が大変になります。

例えば、

  • どこにいくら入っているか分からない
  • 入出金を確認するのが面倒
  • キャッシュカードが増える
  • IDやパスワードの管理が増える
  • 使っていない口座が放置される

といった問題が出てきます。

そのため、

「目的ごとに必要な分だけ」

を意識しましょう。

大学生なら、まずは1~2口座から始めて、必要になったら増やすくらいで十分です。


大学生におすすめのお金管理方法

ここまでを踏まえると、例えば次のような管理方法があります。

シンプル型

銀行口座1つ

↓

給料受け取り・生活費・貯金をすべて管理

「できるだけシンプルにしたい」という人向けです。


貯金重視型

銀行口座2つ

↓

生活用口座
+
貯金用口座

給料が入ったら、決めた金額を貯金用口座へ移します。

「お金を貯めたいけど使ってしまう」という人におすすめです。


資産形成型

銀行口座2つ+証券口座

↓

生活用口座
+
貯金用口座
+
証券口座

生活に必要なお金と貯金を確保したうえで、余裕資金を投資に回します。

投資を始める場合は、まずNISAとは?大学生でもわかる新NISAの基本と始め方を読んで、NISAの仕組みを理解しておくといいでしょう。


まとめ:銀行口座は「目的別」に使い分けよう

大学生になると、アルバイト代やクレジットカードなど、お金の管理をする機会が増えてきます。

銀行口座をうまく使い分ければ、難しい家計簿をつけなくてもお金を管理しやすくなります。

今回のポイントをまとめると、

  • 普通預金は大学生の普段使いに向いている
  • 銀行口座は1~2個程度から始めればOK
  • 生活用と貯金用を分けると管理しやすい
  • 給料が入ったら先取り貯金をする
  • ATM手数料や振込手数料を確認する
  • ネット銀行も選択肢になる
  • 口座を増やしすぎない
  • 投資をするなら生活費や貯金を確保してから

特におすすめなのが、

「使うお金」と「貯めるお金」を分ける

という方法です。

「今月いくら使っていいのか」が分かりやすくなるので、貯金が苦手な大学生でも実践しやすい方法です。

お金の管理ができるようになったら、次は「どうやってお金を増やすか」を考えてみましょう。

投資と貯金の違いとは?大学生がお金を増やす前に知っておきたいことや、NISAとは?大学生でもわかる新NISAの基本と始め方も、ぜひあわせて読んでみてください。

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